ヒルズの成功とは | 英亭*TV Watcher*

ヒルズの成功とは

“ヒルズに恋して”こと「恋におちたら~僕の成功の秘密」(フジ系毎週木曜22:00放送)第三話「ヒルズの成功とは」

<第3話あらすじ>
鈴木島男(草なぎ剛)が次に与えられた仕事は、和菓子屋『清川堂』を『フロンティア』のネットショップに参入させること。確かに『清川堂』の和菓子は、鼎い發里?貅蠅陛臙砲鰉垢蕕擦訥?量??靴?掘慇鏡酘押戮療梗隋?鏡鄒機幣?塰?析此砲魯妊僉璽箸筌優奪箸馬族杙劼鯣稜笋垢觧?魎茲覆傍馮櫃垢襦?泙拭?睫?亜閉蘓唇譟砲離泪鵐轡腑鵑琉豬錣如?鮴邱畤ァ幣床柴狃錙砲氾臙砲竜せ?舛砲六い谿磴い?犬犬討い拭
 一方、高柳は『小倉ホテル』の買収を進めていた。高柳は話し合いでの友好的買収を目指すが、現ホテル経営者の小倉男爵(藤村俊二)は買収に応じない。何とか売却させようと迫る高柳に、小倉は売らない本当の理由を話す。それを聞いた高柳は…。
 清川にどうしてもショップ参入への理解を得られない島男は、妹のまり子(木村佳乃)、幼なじみ、安藤龍太(山本耕史)にそのことを話す。話を聞いた龍太は、清川には職人なりの“こだわり”があるのではないかと言う。翌日、島男は桐野七海(和久井映見)に頼んで休暇をもらい、自宅近所の和菓子店に弟子入りする。


とまぁこんな感じで進む訳ですが、今回はIT企業とかSEとして(コンピュータ的な部分)の可笑しさは少なかったよう。でも、このドラマは可笑しい。ツッコミどころ満載なのでした。可笑し面白いドラマなのです。

神谷陸(谷原章介)は『フロンティア』経営事業部担当取締役にして、会社の利益には全く興味がないようで、第一話で社長への面会を請う島男に会うや否や厄介払いし、その後ウィルスからシステム(会社)を守ってくれたにも拘わらず、いや、だからこそ自分よりも能力がある事に対し、また高柳社長が一目を置いているのも気に喰わず、何かと島男を目の敵にして、島男が失敗する様を見ようが為に、失墜さる為に自分では太刀打ち出来なかった仕事を押し付ける。なので、島男に与える件に関しては社内的にはかなり重要な仕事のハズなのに、島男が成功する事など微塵も願っていない=会社の利益を願っていない。島男は基本“いいひと”なので、与えられた仕事は嫌な顔せず、一生懸命取り組みます。他の社員は余り感じていないようですが?最終的に神谷自信がかなり赤っ恥をかく結果になります。このドラマの基本的な構図はこんな所でしょうか?

で、巷で評判の和菓子屋『清川堂』をネットショップに参入させるのが、今回の仕事な訳。島男は職人のこだわりを理解する為、他の和菓子屋のあんこを使用した和菓子を食べるも清川堂のとは全く違う。そこで突然思い立ったように桐野七海に「暫く休ませて下さい」と会社を出て、自宅近所の和菓子屋さんに弟子入りする。これも“いいひと”なので、だからこそすんなり弟子入り出来るという物で、尚且つ、あんこの作り方と秘訣を伝授して貰う。作る行程にも秘訣はあるが、素材の違いがある事を教えて貰う。一般的な和菓子屋では二級品の小豆を使用するが『清川堂』では入手困難で幻とも言われている京都・丹波の一級品の馬路大納言を使用していると知り、新幹線に乗り、京都まで行き馬路大納言を貰ってくる事に成功。そして惜しげもなく、あんこの試作。
*一体どれ位の量を貰ってきたのか? そもそも突然当てもなく行って、貰えるのが凄い。
*どこから新幹線代を捻出したのか?(明瞭な理由無く会社を休んでます)
鈴木家には経営していた会社の借金があり、妹の給料は利息で消え、事実上、島尾の給料で返済している。(ドラマ開始からどれ程の期間が過ぎているかも疑問だが)新しい靴下も買えず、穴の空いた靴下を繕って履く位切実。にも拘わらず、島男は飲んだくれて帰ってくる始末。

そんなこんなで『清川堂』の和菓子に匹敵する程の和菓子を見事に作っちゃいました。
おお、これなら『清川堂』に頼らなくても(ネームバリューはないですが)『フロンティア』の自作でネットショップが開けるのでは? <でも、そう言う考えはないらしいです。あくまでも『清川堂』の出店が目的。

島男は『清川堂』へ行き、自分で作ってみて、和菓子作りの大変さを肌で感じ、これは機械で作るのは無理、1日で500個生産が限界なのが分かったので、「ネットショップは無理です」とご主人に告げ、社長にも駄目でしたと電話で報告。この時点では神谷はにんまり。

その帰り道、清川さんの息子さんがいじめに遭い、母の形見のリコーダーを川に投げられてしまうのを目撃。<島男が声を掛けたから投げられたような物なのですが…。
で、金がないにも拘わらずスーツを着たまま川に入りリコーダーを捜す。島男の和菓子を食べた白川香織も合流、清川さんも来て皆で捜し、ずぶ濡れになってようやく島男香織が発見しました。よっぽど汚い川なのか…。

会社に戻ると『清川堂』から社長に電話が入り、一日限定250個で良ければ参入すると。高柳社長は125億円(だったか?)で老舗ホテルを買収したばかりで、世の中金で買えないものはないと言うのが信条なので、島男がいくら積んだのか知りたがったが、清川さんは「お金を積まれたら参入しようとは思わなかった、島男の人柄に惹かれて参入を決めた」と。
金で人を動かす者と心で人を動かす者、この対局がこの作品のテーマでもある。

まぁこれで、新幹線代などの費用は経費として会社が持ってくれるかも知れませんね。しかし、結果が付いてきていますが、入社したてなのにかなりやりたい放題やっていますね。だから鼻に付いて、嫌われるんだぞ(笑)。

『清川堂』の参入を祝い、皆で『清川堂』の和菓子を食べるのですが、ここで驚愕の事実が判明する事に。島男以外の『フロンティア』の社員は『清川堂』の和菓子を食べた事がなかったのです!(この描写から判断すると)開いた口が塞がりませんよ…。ネットショップに出店要請している和菓子屋の和菓子を食べずに評判だけで参入させようとしていたとは誠意がないにも程がある、余りにも失礼だ!
何故か神谷は恐るゝ口に運ぶ、お前も初めて食べるのか!!そんなに気を持たせるシーンでもないのに時間掛けすぎだし…。

あ、そもそも生産数・売上数が変わらずで『清川堂』のネットショップに出店する事のメリットって何でしょう? 『フロンティア』に利用料は払う訳ですしね。利用料を貰わないと『フロンティア』にもメリットがありませんし、尚且つ当初の予定では“和菓子屋に金を積んで出店して貰う事”でしたので、そこまでして出店するメリットが『フロンティア』にあるとは思えないですが…。
それと、思うに『清川堂』のネットショップの運営は清川さんでは無理でしょうから、『フロンティア』内部で運営・維持・発送などこなしてくれるのでしょうか?

でも、『清川堂』って評判の和菓子屋さんの割にお客がいない様な? 加えて言うなれば、今まで店頭販売1日500個が完売していた物を半分にする事で、常連客からのクレームは必至だな。

タイトルにもなっているので、一応。
仲が悪くなりかけていた? 島男と白川さんは仲直りして一緒に食事に行きました。

このドラマの救いの女神は桐野七海(和久井映見)です♥ 唯一、冷静に展開を眺めているので安心出来る存在です。

※アイランドの「島」に「男」で島男です。が聴けずにちょっぴり寂しい…。
ん?和菓子屋であったか?後、冒頭タイトルクレジットの辺からしか観れませんでした。